機械要素研究室 研究概要


本研究室では, 高精度,高効率,高信頼性を有する機械要素の実現を目的として, ダイナミクストライボロジモビリティに関する研究を進めており, その研究分野は大きく5つに分けることができる.
流体潤滑された軸受の特性の解明と性能向上
流体潤滑された軸受の特性として, 負荷容量,消費流量,摩擦抵抗,軸受剛性,減衰などがあげられるが, それらと軸受形状の関係を明らかにすることにより 軸受で支持された回転体の特性を最適なものにすることを目的として, 以下の研究を行なっている.
静圧気体軸受で支持された回転軸系の安定性に関する研究
静圧ガスシールに関する研究

機械系の摩擦・摩耗特性と振動特性の解明
機械系における摩擦・摩耗特性と振動の関係を 明らかにすることを目的として, 以下の研究を行なっている.
摩擦振動の形態変化に関する研究
衝突・接触部を有する二自由度系の振動特性に関する研究

振動低減機構の開発
機械系の減衰特性を正確に把握し, 外乱に対する振動応答を低減しうる機構の開発を目的として, 以下の研究を行なっている.
特性調整機能を有する空気ばねで支持された防振機構の最適設計に関する研究
転がり支承と磁気ダンパを用いた防振機構の最適設計に関する研究
特性調整機能を有する動吸振器による制振に関する研究

受動歩行・走行に関する研究
アクチュエータを用いることなく坂道を歩行する 受動歩行のメカニズムの解明や, 高効率な移動を達成する脚式移動機構の開発を目的として, 以下のような研究を行っている.
リムレスホイールを用いた脚式移動方法に関する研究
平らな足と足首ばねを有する受動歩行に関する研究
弾性要素を利用した受動走行に関する研究



(C)1996-2020, Machine Element Lab. Saitama Univ.